あれから一年「熊本市動植物園からやってきたウンピョウのおはなし」を開催しました。

1年前の4月14日と16日、最も大きい震度7を観測する地震が熊本と大分で発生しました。
その地震から1年、福岡市動物園では獣舎被害のあった熊本市動植物園からウンピョウを受け入れ、飼育しています。

そこで14日と本日16日に特別ガイド「熊本市動植物園からやってきたウンピョウのおはなし」を開催しました。

ウンピョウのオス「ジュール」とメス「イーナ」は熊本地震から約1週間後の4月23日に福岡市動物園へやってきました。
2頭が福岡市動物園に来園した当初の話から、現在の2頭の状況について担当飼育員が話をしました。
来園当初は慣れないのか、動きも少なく慎重な面もありましたが,現在は獣舎をのびやかに動き回っています。
特にエサの時間に飼育員の姿をみると,そわそわと部屋の中を動き回る姿がとても可愛いんです。
まずはオスの「ジュール」に柵越しにお肉を与えます。
ウンピョウという名の通り、動くたびに雲のように見える美しい模様やしっかりとした大きな牙などを見てもらいます。

メスの「イーナ」にはお肉探しをしてもらいました。
一旦部屋に入ってもらって飼育員が木の上や柵など展示室のいたるところにお肉をセットします。
そして再び「イーナ」の登場です。
エサを探すことで,時間をかけてエサを食べるトレーニングにもなります。


「イーナ」が一生懸命お肉を探す可愛らしい姿を見守るお客さんたちから思わず、
「お肉はここ!」「あ~、気づかんかったね~。」など声援が飛び交います。

最後は見かねた飼育員がお肉のありかを教えました♪

こうしたウンピョウの姿に親しんでもらい、熊本市動植物園に帰った後、今度は二頭に会いに、ぜひ熊本市に足を運んでほしい、という担当飼育員の言葉でガイドは終了となりました。

2日間とも多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。

熊本市の皆様、これからも2頭を大切に育てていきます。
そして一日でも早く熊本の皆様にも、元気に動きまわる二頭の姿を見ていただきたいと願っております。

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